香港在住日本人となりはや●年。
暮らしてみると、香港の良いところにも悪いところにも少しずつ精通するようになりました。
今回はそんな私が香港を海外旅行先におすすめしない理由をお届けします。
香港を海外旅行先におすすめしない理由１：ホテルが高い
オフシーズンでも高い！日本円で香港のホテル代を払う負担
時間とお金を使っていく海外旅行には、多少のラグジュアリー感を期待したいところ。
…香港はホテルが高いのです。
その宿泊料金は香港で暮らしていても「高い」と感じるほどです。
それに加え、現在は日本円から香港ドルへの換算レートが悪いため日本からお越しになる方には輪をかけて高く感じることは言うまでもありません。
| ホテル名 | 繁忙期 | オフシーズン |
|---|---|---|
| ペニンシュラ香港 | HKD10,000弱 (20万円弱) | HKD6,000強 (10万円強) |
| グランドハイアット香港 | HKD6,000強 (10万円強) | HKD3,000弱 (6万円弱) |
| アイランドシャングリ・ラ香港 | HKD6,000強 (10万円強) | HKD4,000強 (7万円強) |
| ローズウッド香港 | HKD10,000強 (20万円弱) | HKD4,000強 (7万円強) |
費用対効果からしても高い！この値段でこのサービス！？
仮にお金を惜しまず、５つ星ホテルに宿泊したとしましょう。
領土を広く有する他国の５つ星ホテルと比較すると、ゆったり感と非日常感が少し弱いです。
なのに高いなんて！がっかりされる方も少なくないでしょう。
香港を海外旅行先におすすめしない理由２：コンパクトすぎる
旅行って、多少の冒険心も期待したいところ。
ところが、マクロな視点で香港を眺めてみると、街のつくりがコンパクトで、大体見えてしまっているのです。
それは、旅行初心者の方には安心安全に滞在していただける魅力ともなりましょうが、ダイナミックな体験を期待する方には少し物足りないかもしれません。
香港を海外旅行先におすすめしない理由３：行きたいところにたどり着くことの難しさ
ミクロな視点で香港を眺めると、魅力的なものが見えないところにかくれており発掘するのが面倒です。
観光でいらっしゃる皆さんがガイドブックで目にして「行きたい」と思われるところほど、そういった場合が多く、たどり着くのが容易ではありません。
原因は、地価の高さによるものです。
香港の市街地は古い高層ビルが数珠つなぎになっており、オシャレなもの、魅力的なサービスは、複雑な構造のビルの中層階や高層階に入っていることが多いです。
路面店やグランドフロアでの出店は、潤沢な資金源のある会社で埋まっており、観光客の方が期待するお店はあまり入っておりません。
ガイドブックに掲載されているトレンド店ほど、はっきりしないロケーションのビルの一室に構えていることが多いんだよ☝
住んでいても「これどこだ？」「見つかるかな？」なんて思うことも間々あるほど。
旅行で滞在される短い日数でこれを辿るのは、疲労しか見えてこない…そんな懸念もあります。
香港を海外旅行先におすすめしない理由４：トランジットでいいじゃないか
そこで私はいつも思うのです。
「香港に遊びにくるならトランジットでいいじゃないだろうか」と。
冒頭貼ったブログには、アジアで海外旅行を楽しめそうな都市を５つ掲載しておりますが、一部の都市には香港を経由して渡航できるところを選びました。
ミシェリーが選ぶ！アジアで海外旅行を楽しめそうな都市5選
私が選ぶアジアで海外旅行を楽しめそうな都市５つは次のとおりです。
- おすすめ１台北（台湾）
直行便有
- おすすめ２クアラルンプール（マレーシア）
直行便有
- おすすめ３プーケット（タイ王国）
香港で乗り継ぎ可
- おすすめ４ボラカイ（フィリピン）
香港で乗り継ぎ可
- おすすめ５シェムリアップ（カンボジア）
香港で乗り継ぎ可
日本の羽田か成田から、直行便でアクセスできる都市２つ、乗り換えが必要な都市３つ…を掲載しました。
ミシェリーの提案！トランジットのついでにプチ香港旅行を楽しむ
前項のオススメ都市5選のなかには、乗換が必要な都市があります。
それは、プーケット、ボラカイ、シェムリアップの3都市でした。
これらの都市にアクセスするのに、香港でトランジットをすればプチ香港旅行を楽しめるというわけです。
そんな短時間滞在こそ香港の魅力を楽しんでいただけるのではないかと思ったわけです。
トランジットで楽しむ！グルメなプチ香港旅行
香港の一番の魅力は、グルメです。
グルメならトランジットの限られた時間でも楽しみやすいです。
- １香港国際空港着
- ２エアポートエクスプレスで市街地へ
定着駅：青衣駅、九龍駅、香港（中環）駅は、香港グルメの名店が出店している
- ３ミシュラン等おいしいお店で舌鼓
- ４エアポートエクスプレスで香港国際空港へ
- ５香港国際空港から第三国へ出国
こんな楽しみ方も、アリじゃないでしょうか。
香港を海外旅行先におすすめしない理由５：日本円が香港ドルに対して弱い
現在日本政府は、国をあげて観光誘致の政策をおこなっていることから、どこの国と比較しても日本円の弱さは否めないという事情があります。
アジアにあっては、人民元を筆頭に、中華圏の通貨が強い傾向にあります。
香港ドルもその一つであり、香港での滞在費用は、数年前の事情と比較すると思った以上にかかることが予想されます。
同じ時間とお金をかけて海外旅行にいくなら、アジアの他の都市に行った方がより満足を得られるのではないか…。
香港ぐらっしー族としては、正直なところそういう思いをぬぐうことができません。
さいごに｜2024年の香港を海外旅行という視点でシビアにみてみたら…
2024年の香港を海外旅行という視点でシビアに見てみると、日本からの海外旅行先としてはあまりおすすめできないというのが正直なところです。
香港ぐらっしーのくせに！と思ったアナタ。
そのとおりです、ごめんなさい（笑）。
でも、香港ぐらっしー族だからといって、香港のいいところばかり書いて香港最高！って叫ぶのはどうかなという思いもあります。
評価できないところも素直に書いてこそ、香港ぐらっしーのリアルをお届けできるのではないかと思い情報発信しております。
実際、これから日本から香港に渡航される方に渡航目的を尋ねても、観光旅行ではなくお仕事でいらっしゃる方の方が多いのではないでしょうか。
今や香港は稼ぐところ。
外国人にとってはそういう都市となってしまいました。
私ミシェリーでさえも、ガヤな香港のはじっこの方で、なにか生産的経済活動ができないものかと、毎日地道に生きている位です。
どこか海外旅行に行きたいなとお考えで、その候補地に香港を含んでいる方の参考となりますように！
本サイトではテキストブログを…
YouTubeチャンネルでは、Vlogを投稿しています。
ショートVlog「香港飲茶秘話」 57秒で観終わります！
