中国深センは香港のお隣に位置する都市。
香港在住日本人にあっては、現在行き来に特別なビザ申請を要する不思議なところです。
手続きは面倒でも「また旅行に行きたい」とつい思ってしまう魅力があるのです。
さて、どんなところなんでしょうか☝
深センてどんなところ?
香港と同じ広東語が聞こえてくる
中国深センは、香港と隣接する中国大陸側の都市。
香港の人の母国語は「広東語」。
そのルーツは中国の広東省にあると言われています。
深センは広東省に属する都市です。
普通話が広く普及する中国大陸にあって、中国深センはそこここから香港と同じ広東語が聞こえてくるどこかほっとするところでもあります。
漁村からシリコンバレーへ飛躍
深センは元々漁村でした。
1970年代に行われた改革開放政策により発展し、現在では中国のシリコンバレーとして注目を集めるエリアです。
日本にいらっしゃる皆さんもご存知の企業TencentやHUAWEIもここ深センを拠点に発展しました。
深センは新興開発都市です。
中国の都会から選ばれた一族が移り住み、都市開発に従事してきたという特別区です。
また、各地の優秀な人材がチャンスを狙って集う地域でもあります。
深センの街を垣間見ますと、貧富の差を感じることもあります。
富める人たちは、都会からしっかり教育を受けて移り住んだ人々。
元々この地域に縁のある人々は、どちらかというと経済的にはいい暮らしぶりではないという実情も存在します。
豊かな暮らしぶり
深センの人口の平均年齢は、驚きの32歳!
65歳以上の人は、全体の2%しかいないと公式発表されています。
中国各地から集った若い世代によって支えられている…そんな都市なのです。
深センの街は、地下鉄が網羅しており、車がなくてもどこへでも行き来できます。
地下鉄を利用する人たちの身なりはとてもよく、頭のてっぺんから足の先までブランドづくめの装いで歩いている人も少なくありません。
もしかすると、香港の人の方が堅実で健康的な服装で、びっくりされるかもしれません。
(香港では経済的に余裕があっても服装でそれを顕示しない人が多い。)
深センの富裕層はいい暮らしをしていますし、装いで豊かさを顕示しているのを感じます。
海外旅行先としての深センの魅力
中国深センは旅行先として魅力的だと感じます。
個人的には、マカオよりも深センの方が好きだったりします。
グルメ
深センは、街のあちこちにフードストリートが存在します。
中国各地から集まったおいしいものばかり!
香港と深センをつなぐイミグレーションの一つに、羅湖というエリアがあります。
羅湖にもフードストリートが存在し、我が家は好んで利用します。
中国深センの街情報は、Google Mapからは収集できませんので、テキストでの説明でお許し下さい。
羅湖のイミグレーションを背中にして直進しますと、シャングリラ深センに出ます。
シャングリラ深センの裏側出口から出て、航运路を北上し、嘉宾路にぶつかったら、その手前の横断歩道を右側にわたります。
その先に美食街が広がっており、グルメを楽しめます。
香港ではなかなか味わえないものばかり!
大衆的に愛されるレストランが軒を連ねております。
我が家のお気に入りは、重慶料理のお店。
ピリ辛ソースに漬けた串モノ、麺、すべてが美味しいです。
ハビーのお気に入りは、新鮮な牡蛎にオリジナルのピリ辛ソースをかけて網で焼いたもの。
お店に着席するほとんどのグループが舌鼓を打っておりました(末尾のVlogでご紹介しております)。
ホテルステイ
深センの魅力は五つ星ホテルにお値打ちに滞在できること。
ボーダーを挟んで隣接する香港と深センなのに、香港のホテルはなぜこんなに高いのかと不思議に思う位お値打ちです。
深センのホテルはお財布に優しいです。
世界中の一流ホテルが集結しておりますので、きっとあなたのお気に入りのホテルブランドに出会えることでしょう。
ホテルステイの際、ぜひおススメしたいのが、クラブラウンジステイというもの。
宿泊サービスに、完璧なフードサービスまでついてくる、お得なプランです。
お昼過ぎにチェックインした後、アフタヌーンティーに始まり、夜はカクテルアワー、朝食…と完璧なフードエクスペリエンスを味わえます。
スパの存在も忘れてはなりません。
高級ホテルですから、プールやサウナで身体を労わることができます。
また、追加料金を払えば、こだわりのボディケア用品を使ったハイクオリティーのリラクゼーションを受けることもできます。
観光スポットがいっぱい
深センは若者が多く集まる都市!トレンドで溢れています。
「いかにも」な観光スポットだけでなく、ハイセンスな観光スポットまで色々あります。
世界の窓(世界之窗)は、「いかにも」な観光スポットの代表格。
日本に「東武ワールドスクエア」がありますが、あんな感じの世界各国の民族文化を結集させたアミューズメントパークです。
夜はショーが賑やかに開催され、お子様がいらっしゃるご家族の方にはオススメのサイトです。
OCT-LOFT华侨城创意文化园は、オシャレなものが大好きな方にはぜひ足を運んでいただきたいところ。
アートパークになっていて、オシャレなカフェや雑貨屋さんが集まっています。
一日中いても飽きません。
ワタシはそこでおしゃれなティーカップと出会い、買うか買うまいか散々迷いました。
結局買わなかったのですが、今でもそれを後悔しております。
購買意欲を掻き立てられるオシャレで素敵な雑貨で溢れており時間を忘れてお買物を楽しむことになるでしょう。
敷地内には若手クリエイターによる斬新な作品が展示されており、光や風といった人間の五感に訴えかける魅力的な作品と出会えましょう。
OCT-LOFTは、まさに大人のテーマパーク!
おすすめですよ☝(こちらの記事で詳しく紹介しております)
また、南山エリアにいきますと、リゾートを称するホテルがあり、海水浴やゴルフを通して自然を満喫することもできます。
深センは都会でありながら自然にも触れられる、気分転換にもってこいなところなのです。
マッサージ天国
街に、長居できるスパがあるのをご存知でしょうか。
お風呂、シャワー、ジャグジー、サウナを楽しみながら、バリエーション豊富なマッサージメニューを用意しています。
休憩室には、ソファーとテレビがあり、果物やドリンクを楽しみながらくつろげます。
ワタシが友人(女性)から勧められたスパを次に記載しておきます。
深センへの行き方、滞在方法、注意点
ビザの申請を
現在、深センへの渡航にあたり、日本人は特別なビザ申請を要します。
我が家がビザ申請をするにあたり、参考にさせていただいたサイトがあります。
運営されている方とは面識はありませんが、定期的に情報を更新されており、素晴らしいなと感じ時々拝見しております。
日本語で分かる情報としては、一番正確なものではないかと思います。
もしよろしければご参照下さい。
注意点
我が家が渡航したのは2023年4月のことでしたが、特区旅遊Eビザを羅湖のイミグレーションで申請してから渡航しました。
これは厳しくも実際の話、入境できずに困っているご一家に窓口で遭遇しました。
外交上の制裁によるものかなと感じました。
家族全員にビザは下りず、結局香港に戻っていました。
それとは別にこんなこともありました。
おそらく出稼ぎでいらっしゃっている東南アジアご出身の女性でしたが、ビザ申請手数料の支払いを現金では受け付けてもらえなかったようです。
それならクレジットカードで払いますとなるところ、彼女がついていなかったのは窓口で利用可能なクレジットカードを持ち合わせていなかったこと。
彼女は待合室のソファーに座る面識のない人々に、手に握りしめる現金と引き換えにクレジットカードを切ってくれないかと声をかけてまわっていたのです。
結局見かねたある男性が求めに応じ、彼女は無事イミグレを通過できました。
変動的なので渡航前に必ずチェックを
我が家が渡航した2023年4月当時に比べ、2023年10月現在、手続きが簡素化したようですが、政府の判断で瞬時に変更されることも普通にありますので、渡航の際は事前にチェックされますことをお勧めします。
追記:2023年11月23日現在
香港永久居民である非中国人民を対象に、2年もしくは5年を有効期限とする中国旅遊Multiple Visaが発給されるようになった。
(詳しくは下記引用元リンクへ)
In addition, the Office of the Commissioner provides further visa facilitation, at present eligible Non-Chinese Hong Kong permanent residents and Non-Chinese Hong Kong residents who are traveling to the mainland for business, tourism and family-visiting purposes can apply for multiple-entry visas valid for up to 5 years and 2 years, respectively.
Spokesperson of the Commissioner’s Office: Improving Visa Policies and Providing More Facilitation for Non-Chinese Hong Kong Residents to Travel to the Mainland
http://hk.ocmfa.gov.cn/eng/fyrth/202310/t20231025_11167982.htm
香港から陸路で深センに入る場合にお気をつけいただきたいのは、ビザ申請に対応するイミグレーションが一部であることです。
その点に関しても、Shen Zhen Fanさんのブログ記事に記載がありますので、参考にされますことをオススメします。
Vlog「ぷらっと中国深セン」
映像で中国深セン旅行の模様を投稿しております。美味しいものいっぱい!気になる中国深センのおすすめホテルもご紹介しております。ぜひご覧ください。