【香港在住のリアル】香港での暮らしはどんな感じ?香港在住日本人が教える物価や治安

香港の物価や治安がどうなっているか紹介するブログHONG KONG GLOSSYのアイキャッチ HONG KONG TRIVIA

香港での海外生活ってどんな感じかご興味ありますか。
香港在住日本人のワタシミシェリーが現地の物価・治安等についてシェアします。

本稿は読者の皆さんのこんなニーズにお応えします!
  • 香港での生活情報を収集したい
  • 香港の治安を知りたい
  • 日本円を持ち出して香港で暮らすとどうなるかシュミレーションしたい
  • 駐在員ではなく、現地採用や企業をして働くことを検討しており、生活のイメージを掴みたい
  • 香港のライフワークバランスに興味がある
ミシェリー
この記事を書いた人

ガヤな香港のはじっこの方でハビーと暮らす日本人です。
駐在家庭でありながらも香港の様々な社会事情により永住権取得。

YouTube「香港ぐらっしー#Vlog / HK Glossy」を主に運営し、一万人強の方々からチャンネル登録等でご支持いただいております。

本サイトではYouTubeでは伝えきれない詳しい情報をテキストやイラスト等を用い分かりやすくお届けします。
読者の皆さんに香港で使っていただけるグルメ&トリビア情報満載のサイトを目指します✋

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物価について

物価上昇のイメージ図、Pixabayからダウンロード

海外の物価in2023

香港の物価を語る前に、あなたはぼんやりと「海外」という広いフィールドにご興味がある方かもしれませんね。
まずは大きな視点に立って、日本円からみた海外の物価という観点でお話しようかと思います。

外務省発表によれば、日本政府が承認する国の数は195か国。
我らが日本を加えますと、地球上には現在196か国存在することになります。
既存の感覚では、欧米などの先進国は物価が高い傾向にあり、アジア圏は物価が低いとされてきました。

それは今では過去のもの。
アジアにある各国は通貨の力は日本円より強大となりました。
日本円からみてアジアの他国の物価は低いという時代は終わったのです。

現在日本政府は、観光誘致を積極的に行っております。
海外の方にお金を落としてもらえるように、レートを調整しています。
つまり、日本円の外貨への換算レートは良くないのです。

日本円を持ち出して海外へ渡航するのは負担が大きく感じることが多いはずです。

今は日本円をどこの国の通貨に両替してもレートが悪いんだね…

香港での海外生活の物価は?

私は香港で暮らしております。
香港ドルから日本円への換算レートを見るのが習慣です。
先日驚きましたのは、1香港ドルを日本円に換算しましたら約19円だったということ。

今日も今日とてです、ご覧ください。

Source: https://ja.currencyrate.today/exchangerates-widget

以前のレートを記憶する香港通の方なら、「香港ドルは高くなった」と感じるはず。

住居費

香港での暮らしにあって、一番最初に懸念すべきは住居費の問題です。
香港の住居費は、世界的にみてもとても高いことで知られます。
こちらをご覧ください。

香港日本
人口749万8100人1億2330万人
面積1114.35㎢
(但しこの40%は郊野公園及特別区域のため、
実質稼働面積は668㎢)
37万8000㎢
人口密度6728.6326.1
2023年香港と日本の人口密度比較

967の間香港はゲートを閉じておりましたので、新規流入者数が停まっておりました。
しかしいよいよゲートが開き、本土からの新規流入者が急速に増えております。
家賃は益々高騰することでしょう。

チャイナマネーの影響が

駐在員にせよ、現地採用にせよ、起業するにせよ、の話。
香港で新生活を立ち上げる際には、住居を賃貸契約で手配されることになるかと思います。
香港で新生活を立ち上げる本土の方が多い昨今、不動産の貸し手にあっては、賃料を高く設定されてしまうことが多いです。
その影響は私の日常でも感じられます。

9月は香港の学校の新学年がスタートする時期。
香港の家賃は跳ね上がり、この時期に更新を迎える人は少し悲惨です。
本土の裕福な子息子女は、寮には入らず、香港で家を借りることも少なくありません。
日本から来ている駐在員が、会社から手当を受けて借りるようなアパートメントでも、中国本土からの学生は住めてしまうのです!

人民元パワー恐るべし💦
そうなると日本人駐在員であっても、会社の手当で賄いきれないケースも出てくるわけです。
引っ越しを余儀なくされた…という話もききました。
会社に交渉した…という話もききました。
香港在住日本人で家を賃貸している人は、結構影響を受けているのです。

香港での海外生活はどんな感じ?香港在住者が教える物価や治安についての住居費アパートメントイメージ画像

食費

食費も看過できません。
日本の食材にこだわらなくても、看過できません。
香港で生活を立ち上げたばかりの方にあっては、販売表示価格の香港ドルを日本円に換算してしまう癖が出るかと思います。
何かと計算しては安くないその価格にストレスを感じる方も少なくないかもしれません。

香港での海外生活はどんな感じ?香港在住者が教える物価や治安についてのリテーラーイメージ画像

現地通貨香港ドルを稼ぐことの大切さ

この点に関しては、駐在員の方は心配はないでしょう。
会社の配慮で、お給料は現地通貨と日本円のバランスを配慮し支給されます。
交渉の余地があるので安心です。

一方、現地採用を希望されたり、起業される方は、ここは必死になった方がいい点。
一日も早く現地通貨を稼ぐことが、香港での生活を安定させる秘訣です。

起業される方へ。
すでにある程度の資金をお持ちなら早めにアパートメントを購入されるのがよいでしょう。
賃料に毎月お金を出す位なら買ってしまった方が資産形成になります。
また、一カ月の住居費を抑えることもできます。

香港の不動産投資のいいところは、売値が買値を下回ることが少ないこと。
今後も本土からの人口の流入は見込まれます。
よっぽどのことがない限り香港の不動産の需要は下がることはありません。売
りたくなったら買い手がつきやすい土壌なので、購入に迷う必要はないのです。

治安はいいの?|香港での海外生活

香港は治安がいい?のイメージ図、Pixabayからダウンロード

元来香港の治安は日本よりもいいという印象です。
そんな香港ではありますが、最近突発的な事件が目立ちました。
何が原因かとシンプルに考えますと、香港の967規制が影響したように感じます。
世界的にみても常軌を逸する厳しさで精神的なストレスが強かったわけで、社会活動が解放されるなかで反動となって現れたように思えてなりません。

アフターコロナの香港の治安に陰りが

香港は、難しい事情を長年抱えておりました。
時を重ねて967が発生したのです。
諸々の規制が解除されるまでの約4-5年の間ストレスが蓄積されていたのです。
外食やお買い物さえも行動に規制がかかり、面倒に感じることがいっぱいありました。
そのしわ寄せは、967があげ社会が一気に稼働し始たことにより表面化しました。

元来香港人は日本人に比べますとお付き合いの距離感が近い生活様式です。
家族とも友人ともしょっちゅう顔を合わせていたライフスタイルだったところ、967渦にあっては集まれる人数に規制がかかりました。
外や公共の場だけではありません。
家庭にあってもです。
関係が一気に希薄化していたところ、再び急に密な関係となり、精神的なストレスが爆発したように思います。

ときに諍いが原因で事件となることもしかり…
香港マクドナルドで店員がマネージャーを刺殺の報道記事

諍いなどなく不運にも命を奪われた方も出ました…
香港のショッピングモールであった無差別殺人の報道記事

本来はよいとされる香港の治安

ただ、以上の事件は、香港では稀なケースでもあります。

香港は本来、夜、女性が一人で歩いても安心安全な治安にあります。
香港人の性分として、日本でよく目にする「本音と建前」というセンスには否定的です。
言いたいことを言って笑いあっており、精神的に健全な人が多いのです。

香港では不穏で不気味な事件というのは少ないという印象を受けます。
実際、街を歩いていると、警察官のパトロールが目立ちます。
仮に何かやらかそうと思っても、出来ないというのが実際です。

住みやすさについて|香港での海外生活

香港は住みやすい?のイメージ図、Pixabayからダウンロード

香港は、外国人にとって住みやすい国であるか。
これは、条件付きですが、YESです。
「足場となる住居を苦労せず手配できるのであれば」住みやすい国と言えましょう。
住宅環境が不安定だと、暮らしに疲労が出て家庭崩壊…なんて話も無きにしも非ず。

自動車不要 交通費がかからない

香港は領土としては決して広いとは言えぬ都市です。
…がそれは、暮らす者にとってはメリットでもあります。
どういうことかというと、どこに行くにも移動が楽なのです。
例えば自動車を所有していなくても、公共交通機関だけで足りてしまいます。

交通費が非常に安いのも魅力です。
日本に一時帰国した折、都内を移動するだけでも「結構嵩むな」と感じました。
その点香港は、お財布の負担なくタクシーから公共交通機関まで利用できます。

よって、高齢になればなるほど、暮らしやすいなという印象を受けるかもしれません。
私も、家さえ購入できるなら老後は香港を生活の舞台に選びたいほどです。

オンとオフを切り替えやすくバランスのよいライフスタイルを送れる

香港はオンとオフを切り替えやすいのイメージ図、Pixabayからダウンロード

香港の領土で、市街地と呼ばれるのは全体の6割程です。
残り4割は大自然溢れる郊野公園だったり特別区域に指定されております。
その中には、約20程の離島も含まれます。
週末、少しの移動で大自然のなかに身をおいて気分転換ができます。
このように、生活のオンとオフを切り替えやすいのが香港での海外生活の魅力です。

我が家もアウトドアが大好きで、時にハワイのようにキレイな海に足を運んだり…

離島に遊びに行くこともあります

また、香港は、日本に比べますと休日が多いです。
身体を休めやすい暦となっております。
日本では、「あぁまた今日も仕事だ」だなんて思っていたことが多かったのに…。
香港では、「また休みなんだ」と思うことが多いのはウソのような本当の話です。

優しい就労環境

香港は、職務が明確で、日本のように上司や同僚への変な気遣いは不要です。
定時がしっかり守られ、残業する姿を目にすることはありません。
仕事終わりに、お仕事の付き合いでグラスを交わす…なんていうのも、駐在員の場合はありますでしょうが、ローカルにあっては、まずないでしょう。

家族Firstです。
とっとと家に帰って家族だんらんを楽しむ。
香港のライフスタイルのいいところだなと感じます。

台風等出勤が難しい状況にある場合も、無理をする必要はありません。
政府のアナウンスにより、出勤を自粛するよう呼びかけられます。
つまり、日本のように定時に間に合うように早めに家を出る…なんてことはあり得ない話。

更には、香港は他のアジア諸国とすると、宗教と日常生活が関連していることが少ないです。
世の中の仕組みやルールが日本人にも沿いやすく、プロジェクトを進行しやすかったりします。

香港で悩むことも…

日本からの駐在員の場合は、香港へは管理職の立場で行くことが多いでしょう。
ローカルの勤務態度に「忠実(それしかやらない)」な感覚が、日本人からすると「役不足」に感じられ、仕事が進まぬことにストレスを感じるかもしれません。
もう既にある会社の場合は、そういったストレスは少ないでしょう。
仕組みが整っているでしょうからね。
立ち上げにいらっしゃる方の場合は、多少の心労を使うことを覚悟してきた方がいいかもしれません

それにしてもです。
他のアジア圏でのスタートアップと比較しますと、香港の人々と組織を作るのはスムーズに済むはずです。
香港の人の多くは、国際都市香港で育った方々!
また、先進国に留学をし教育を受けてきた方が多く、とても優秀です。

香港ドルの強さ

先に申しました通り、「日本円から見ると香港で暮らす物価は高い」といえます。
…が、現地通貨で収入を得、生活が安定してきますと、日本に換金する際、通貨の価値が高まります。
「最近レートがよかったから、まとめて日本に送金したんだー」なんて話を耳にすることもあります。
日本人で香港を拠点に暮らす人にとっては、香港ドルの通貨価値としての強さというのは、香港で海外生活をする大きな魅力となりましょう。

世界の主要都市にアクセスがよい

香港国際空港は、海外105都市、国際線105路線が就航する、世界有数のハブ空港として知られています。
世界の主要都市に就航しており、香港からはどこの国にでもアクセスがいいのです。

香港にお住いの方は、海外旅行が大好き!
普段住まうアパートメントは、あまりゆとりのない狭い空間であることが多く、気分転換を図っていろんな国に旅行にいく姿がソーシャルメディア上でよく流れています。

アジア圏を旅行先とした場合、日本からの所要時間だと結構かかるところが多いことにあって、香港からですと、2時間程で到着できてしまう都市が多く、また、自宅から空港へもアクセスがいいので、フットワーク軽く旅行に行けてしまうのです。
きっと、今頃働く、あの香港人も、この香港人も、「次はどこを旅しよう」なーんて考えながらいるんじゃないかなと思います。

香港は世界の主要都市にアクセスがいいというイメージ画像、Pixabayからダウンロード

日本の商品を扱うリテーラーが多い

これはここ数年の話。
香港には、元々、AeonやCity’super、そしてSOGOといった日本の食材を扱うリテーラーが存在しましたが、輸送費がのって販売されておりますから、決して安くはありませんでした。
香港は文字にするのが難しい社会を騒がせる問題がある前から、親日家が多く、どんどん日本の商品が入ってくるようになりました。
そして、967の間は、イミグレーションが閉まっていましたし、香港内にあっても規制により外食が厳しい環境にありましたので、おうちごはんがトレンドになったわけですが、日本の食材がとてもよく売れました。

香港人が輸入し販売するケースもありましたし、後続で日本から参入するリテーラーも増えました。
おかげで、数年前に比べますと、高級食材は別として、日常的に消費されるような日本食材の流通価格は低くなったなという印象を受けます。
つまりは、毎月の食費の負担が軽減したということ。

これは、世界広しといえど、香港だからなせること!
親日家の多い香港だからこそ、毎月の食費の負担少なく、日本の食材を継続して入手し続けることができるわけです。

さいごに

香港での暮らしはいいというイメージ図、Pixabayからダウンロード

いかがでしたか。
本稿では、香港在住者のワタシミシェリーが、香港での海外生活がどんなものなのかを皆さんに知っていただくべく、物価、治安、暮らしやすさという視点で記事にまとめました。

【まとめ】香港で海外生活をする魅力☝
  • 公共交通機関やタクシーだけで暮らしに必要な移動をまかなえる
  • 香港内でオンとオフを切り替えながら日々の暮らしを満喫できる
  • 就労環境が働く者に優しい
  • 香港ドルが日本円より強い
  • 飛行機の就航数が多く世界の主要都市へアクセスしやすい
  • 親日家が多く日本の商品を入手しやすい

海外のどこかに移住を検討されている方、香港での海外生活がどんなものなのかご興味がおありの方の参考となりますように。

最後になりましたが、私の記事では、政治的なことに関する話題は避けましたが、そういった点につきご興味のおありの方は、このような記事もありますので参考にされるとよいかと思います。
(面識はありませんが現在広州にお住いの日本人の方が投稿されたようです、よくまとまっています。)

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