香港で焼き鳥といったら「酉玉」!
香港人ローカルから絶大な支持を受ける客足の絶えない人気店をご紹介します✋
香港でプレモルを65ドルで楽しめる居酒屋もご紹介しています✋
香港焼き鳥の名店「酉玉」へ
香港焼き鳥の名店「酉玉」の概要
MAP
Address
Ground Floor, 2 Glenealy, Central
Phone
+852 2388 7717
Operation Hour
月曜~金曜 5:45pm-10:30pm
(日曜定休日)
Wesite
ここからアクセスを✋
香港焼き鳥の名店「酉玉」ってどんなお店?
創業と歴史
香港酉玉は2014年にオープンした焼き鳥店です。
オーナーは創業100年を超える焼き鳥の老舗「さくら家」で修業を受け、のれん分けとして同店のたれを継承しました。
現在香港酉玉で使われているたれにも、老舗「さくら家」のたれが入っております。
2000年、オーナーの生まれ育った白金に第一号店を出店。
現在は国内3店舗、海外6店舗まで拡大し大成功を収めています。
香港酉玉は、シンガポール店に続いて海外進出2店舗目となるお店。
中華圏での事業展開にあって、香港店の成功は重要な礎となりました。
そして今では「香港で焼き鳥と言ったら酉玉」とまで言われる存在となりました。
ミシュランプレート2021に選抜
香港酉玉は、2021年ミシュランプレートに選抜された実績のあるお店です。
ミシュランプレートっていうのは「ミシュランの審査基準をクリアしている」と評価されたお店のこと。
星以外で評価する方法にミシュランプレートがあるよ。
よく耳にするビブグルマンもその一つ!
星がつくことは確かに素晴らしいことですが、敷居の高さを与える点も否めません。
焼き鳥のようなカジュアルな飲食店にあっては、ミシュランプレートに選ばれることの方が栄誉かもしれない…と個人的にはそう感じます。
香港のおしゃれなスポットに出店
香港酉玉の周りには、おしゃれなお店が多く出店しております。
酉玉に向かう途上に、何度足を止めたことか…。
おしゃれなアパレル、デザート屋さん、ジュエリーショップ…。
酉玉に行く前に、デートで街散策を楽しめる魅力的なエリアだよ。
出店場所からして、香港酉玉はただの焼き鳥屋ではない…。
おしゃれな大人のダイニングシーンを提供してくれるのではないかという期待値が上がるそんなエリアです。
日本語が通じる
スタッフには日本語を話せる人がいます。
語学の面で不安があっても、安心してご利用いただけます。
予約が簡単(電話でもオンラインでも)
香港酉玉は、予約が簡単。
Websiteにアクセスすれば、クリック数回で予約が完了できてしまいます。
(日本語で表示)
電話( 23887717 )の場合は、英語・広東語だけでなく、日本語が堪能なスタッフが対応してくれます。
記念日のお祝い等特別なリクエストをしたい場合は、電話予約がおすすめだよ☝
香港焼き鳥の名店「酉玉」リアル体験レポート
レストランの雰囲気
外観
蘭桂坊(ランカイフォン)から坂道を上がること数分。
香港酉玉の看板が闇夜に灯っておりました。
サイズ感もフォントも、またオシャレだなぁ…。
店内を覗ける感じもオシャレ。
今日も混んでるなぁ…席取れてよかった♡
店内
インテリア
香港酉玉は、ダークウッド調のシックなデザイン。
大人の雰囲気を楽しめます。
気になる扉の中には、アルコールや食器等備品が収納されています。
きれいに整えられており、扉があいてても気になりません。
センスがいいなぁ…。
座席の配置
座席はカウンター、テーブル、個室の3種類。
主にはカウンターに通されることになります。
カウンターは、焼き場を囲むように「し」の字型に設計されております。
テーブル席は、外通りと接する窓際に設けられています。
個室は、カウンターエリア奥に用意されており、事前予約が必要です。
私のおすすめはカウンター席。
焼いたものが焼き手によりすくサーブされ、美味しくいただけるからです。
照明
照明は温もりを感じられる暖色を使っております。
要所要所に玉電球大のライティングを設置。
ダークウッド調のシックな店内にやわらかさを与えてくれてとてもよいです。
不思議と食べ物が輝いて見えていい演出だとも感じました。
香港焼き鳥の名店「酉玉」のメニューをご紹介
コースは二種類
香港酉玉は、2種類のコースを提供しています。
玉コース
玉コースは、10本の串がついて488香港ドルで提供しています。
我が家はいろいろ食べたかったので、玉コースにアラカルトを追加注文して飲食を楽しみました。
メニューの詳細は後述します。
おまかせコース
おまかせコースは、10本の串以外に、サラダ、漬物、ライス、鶏スープ、デザートがつきます。
788香港ドルで提供しています。
1つの注文でコスパよく満足感を得たい方は、おまかせコースがおすすめです。
アラカルト
香港酉玉のアラカルトメニューは充実しております。
コースで足りない場合は、アラカルトメニューを利用して別途注文するとよいです。
玉コースを利用した我が家の場合の話。
串物はコースの10本で満足できました。
しかし、串物10本の提供だけだと、「サラダが食べたい」「スープが飲みたい」「ご飯が食べたい」等満たされない部分が出てきます。
アラカルトメニューは香港酉玉の味をバランスよく楽しむのに重要な存在です。
人気メニューも多くありますので、コースと一緒にお楽しみ下さい。
ドリンク
香港酉玉のドリンクメニューは充実しています。
日本酒だけでも、純米大吟醸19種類、大吟醸10種類、吟醸1種類、本醸造2種類、純米吟醸14種類、純米9種類、スパークリング2種類…の計57種類もの商品を用意。
その他にも、ワイン、ソフトドリンクも提供しております。
おしぼりでお出迎え
このお店に着くのに、大分坂道を上がりました。
涼しい季節は問題ないのですが、暑い日にこのお店にくると、おしぼりの存在をありがたく感じると思います。
タオル生地はぶ厚め。
食事前に爽快感をもたらしてくれます。
ドリンクスターター
ドリンクスターターに一番人気なのが、サントリーのプレミアムモルツ。
香港酉玉では、一杯88香港ドルで提供しています。
香港では珍しく、日本人が好む冷たいウーロン茶も用意しています。
私のようにアルコールが弱い人は一杯目におすすめ。
一杯30香港ドルで提供しています。
お通し
ドリンクがサーブされると、お通しがきます。
野菜スティック
みずみずしい野菜、とてもフレッシュ。
添えてあるにんにく味噌がとても合います。
大根おろし
大根おろしにうずらの卵がのっかったものがサーブされました。
初めての方は「どうやって食べるのか」驚かれることもあるはず。
実際隣の席の中国人観光客は、しばらく手をつけず、つくねが出てきたときにつけながら口にされていました。
この大根おろしは、うずらの卵を崩しながらそのままいただきます。
お口のなかがさっぱりしますし、焼き鳥を食べる前に胃を開いてくれるのを感じました。
とてもよいアイディアですよね。
調味料は三種類
香港酉玉では、串物の調味料を三種類用意しています。
七味、ゆず七味、山椒…お好きなものを振りかけていろんな味をお楽しみいただけます。
私たちはお通しでついてきたにんにく味噌の味がとても気に入り、小皿にいただきました。
串物にもあい、美味しかったです。
コース前半
膝肉
膝肉です。
お肉に凸凹感が出るように、角度を変えて串打ちされています。
焼いた後食感が生まれて美味しかったです。
「山椒でお召し上がり下さい」と店員さんに声をかけられ、お皿に出しているところ。
香り高い山椒が、タレと合わさり、風味に立体感が生まれます。
ぜひお試しを!
砂肝
砂肝です。タレで提供されました。
タレで砂肝を食べたのは初めてでした。
(いつも塩ばかり…笑。)
焼き目にタレが染みて、美しい香ばしさを楽しめました。
カリカリシャリシャリの2つの食感が美味しかった♡
もも肉
もも肉になります。
皮目がぱりっぱりに焼き上げられ、旨味が逃げないようコーティングされています。
内側がふっくらジューシーに仕上がり、美味しかったです。
私はにんにく味噌でいただきました。
脂がのってる分、にんにくのようなパンチのある調味料を使うと、より美味しさを感じられると思いますよ!
三つ葉巻き
今回利用した玉コースで、私が一番心奪われたのが三つ葉巻き!
胸肉やささみを連想させる白肉のビジュアルからは想像もつかぬぶりっぶりな食感!
きっと事前に、白肉を何かに漬けたのでしょうね。
肉を噛むごとに三つ葉の香りがお口に広がり、虜になります。
次回玉コースにこれが出てこなかったら、アラカルトで追加注文したい程美味でした!
ワインをボトルで追加注文
10本コースの串物が4本を差し掛かる頃、「スターターのプレミアムモルツが底をついた…」とハビーが申しました。
せっかくだから赤ワインにしよう!
余ったら持って帰れるし、ちまちま頼むよりボトルを入れた方が経済的☝
THORNE & DAUGHTERS – Copper Pot Pinot Noir 2022 (460香港ドル)を追加注文しました。
しっかり選んでいるんでしょうね。
正直なところ、決して高級ワインではありません。
しかしながら、開栓して注いでばかりでも一口目から美味しいと感じるワインでした。
脂ののった焼き鳥と相性のよさを感じました。
コース後半
銀皮
銀皮です。
銀皮というのは、砂肝の表面についている白い皮部分のこと。
一匹の鶏から少量しか取れない貴重な部位。
食感がシャリシャリしていて非常に美味しかったです。
軟骨
軟骨です。
マヨネーズのようなソースをまとってサーブされました。
角部分がこんがりしていて、香ばしかった♡
やっぱり軟骨は美味しい。
銀杏
銀杏です。
外がカリッと焼き上げられ、中はムッチムチ。
噛むごとに大人の苦みを感じられて美味しかったです。
塩が合います♡
鶏肝
鶏肝です。
実は恐る恐る食べました…(笑)。
「苦手なものはないですか」と尋ねられたときに、肝だけは断ろうかと迷ったのですが、食レポをするのにこれも経験!とトライすることに。
完全にないとは言いませんが、私の嫌いな臭みはなく、食べやすかったです。
ねっとりとした食感が、レバーのパテのようにも感じられて、赤ワインに合いました。
おくら
おくらになります。
見るからに丁寧に焼き上げられ、丁度火の通った絶妙なタイミングで火からおろしてくれたなぁ…と感じました。
おくらの粘りと、シャキシャキ食感が感じられて美味☝
鶏肉が続いてきたところで、こういった野菜でリフレッシュできるのは嬉しい配慮。
ソリレース(せせり)
ソリレース(せせり)です。
聞きなれない部位ですよね?
ソリレースというのは、ももの付け根あたりにある希少部位です。
つまりせせりのこと☝
外側のこんがり感と内側の弾力が食感のコントラストを生み非常に美味!
玉コースのフィナーレにふさわしい串物でした。
アラカルトメニュー
鶏皮の佃煮
鶏皮の佃煮です。
席についた早い段階で注文しておりました。
箸休めに丁度いいのです。
煮込む過程で余計な脂が落ちており、とってもヘルシー☝
コラーゲン&ゼラチン質たっぷりな食感をお楽しみいただけます。
鶏皮の佃煮 68香港ドル
親子丼
香港酉玉は、串物以外にもアラカルトメニューを取り揃えています。
その中でも親子丼は非常に人気があり、締めにオーダーすることにしました。
濃厚卵をまとった鶏もも肉がぷるっぷる!
あまじょっぱい出汁にトッピングされた海苔の磯の香りが映えます。
玉コース提供の10本串を食べた時点でかなりお腹がいっぱいだったのですが、これだけはどうしても食べたかったので、ハビーと最後にシェアしました。
本当は、鶏スープも飲んでみたかったのですが断念。
胃袋が限界を迎えました(笑)。
親子丼 158香港ドル
気になるお会計はいくら?
さて、気になるお会計ですが、いくらかかったと思います?
あんなに食べて飲んで、この日のお会計は1958香港ドルだったよ。
3000ドル位行くかな…?と思ったら2000ドル切ってたよ!
香港では、名の知れたお店でディナーを楽しむ場合、ドリンクを含めると3000ドル位の出費になることが多いです。
それと比較すると、2000香港ドルを切るというのは、かなり安く済んでいる…という印象です。
香港焼き鳥の名店「酉玉」を実際に利用しての感想
ここで、香港酉玉を実際に利用しての感想をご紹介したいと思います。
コスパがよい
まず何と言ってもコスパの良さを感じました。
香港で焼き鳥を食べるとなると、どこのお店を利用しても結構値が張ります。
その上、「この前は美味しかったのに今回は微妙だな…」と味にムラを感じることも少なくありません。
酉玉は串打ち&焼き手のトレーニングをしっかりしており、そういったことはありません。
そういったクオリティのよい焼き鳥を、良心的な価格で楽しめる!
このコスパのよさは、皆さんにもぜひ体験していただきたいです。
丁寧な接客
香港酉玉では、広東語・普通話・英語に日本語を加えた四言語で対応しています。
言語だけでなく、接客マナーも日本風のものを実践していると感じました。
丁寧な対応に、気分良く食事を楽しめました。
非日常を味わえる
酉玉は大人のダイニングシーンにぴったり。
店内もおしゃれで、気分よく飲食を楽しめます。
非日常感を味わえて、お金を使ってよかったという価値を感じられることでしょう。
イベントを盛り上げてくれる
実は今回、ハビーの誕生日のお祝いで利用しました。
店員さんが「Happy Birthday」を歌って盛り上げて下さりました。
とても嬉しかったです。
このように予約する際、「特別なイベントのお祝いで…」と申し添え相談するとよいですよ。
「酉玉」を上手に利用するコツは?
訪問におすすめの曜日&時間
香港酉玉は、いつ行っても席が埋まっていることが多いです。
「この日のこの時間に利用したい」と決まっている場合は、早めの予約をおすすめします。
週末よりは平日、遅めの時間よりは開店間もない早い時間帯を狙った方が、席を取りやすいと思います。
商談等急な必要に迫られて利用したい場合は、一度電話をしてみて席を用意してもらえないかお願いしてみるとよいでしょう。
個室もある
表からは見せませんが、店内奥には個室も用意しています。
予約時に利用可能か確認する必要があります。
日本人の焼き手がいるか確認
香港酉玉の串打ち&焼き手はトレーニングをしっかり受けています。
皆さん上手に焼いてくださいます。
…だけれども、やっぱり日本人の焼き手にはかないません。
同じお金を払って口にするなら、やっぱり極みの技を堪能したい…。
そんな方は予約時に「その日は日本人の焼き手がいるか」と尋ねてみるとよいでしょう。
私がこれまで利用してきた感覚では、週末よりは平日に訪ねた方が日本人の焼き手がいる確率が高いように感じます。
参考までに申し添えます。
自分にあったコースをチョイス
香港酉玉は、玉コースと、おまかせコースの二種類を用意しています。
玉コースは、その日のおすすめ10本串セット。
おまかせコースは、玉コースに、副菜・スープ・主食・デザートがついてくるパーフェクトセット。
コスパよく満たされたいなら、おまかせコースがおすすめです。
ただ、酉玉にはコースでは提供されない人気メニューが存在し、それがコースに入っていないことが多いです。
コースで提供される串物が何かを確認
その日提供されるコースの串が何かは、その日になってみないと分かりません。
席についたらコースの串物が何かを確認するようにしましょう。
そして、他に食べたい串物があれば、それを補うように追加注文するのがよいと思います。
コースに組み込まれていない人気メニューの存在もお忘れなく
酉玉はメニューの開発に長けており、人気メニューが豊富です。
また、それがコースには組み込まれていないこともあります。
せっかくなら、人気メニューも色々試したいですよね!
しかし、胃袋には限界があります。
我が家の場合は10本串提供の玉コースを基本にして、人気メニューをアラカルトで注文するようにしています。
皆さんにぜひおすすめしたい食べ方です。
香港で焼き鳥といったら酉玉!ミシュランプレートに選ばれた味を体験してみて!
いかがでしたか。
今回は「香港で焼き鳥といったら酉玉!ミシュランプレートin香港」と題してお届けしました。
次はいつ行けるかなぁ…なんてそんなことばかり考えながら記事を執筆しておりました。
香港で焼き鳥を食べたくなったら、ぜひ香港酉玉を訪ねてみてくださいね!
それでは、また!
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