香港旅行の準備をされようとしている方必見!
「何を備えたらいいの?」「香港の事情を知りたい!」等々…
快適な香港滞在となるように知っておきたい準備事項と注意点を丁寧にご紹介します。
日本と近くて異なる都市香港|快適な旅行は事前準備が決め手
香港旅行を快適なものにする決め手は事前準備です。
日本と香港はとても近い位置にある都市ですが、実際行ってみると日本と違うことばかりで滞在中戸惑うことも少なくありません。
次章に紹介する香港の現地情報を知っておけば、とっさの事態にも対応できますよ。
知っておくといいこと|香港旅行の準備
治安
香港の治安は、とてもいいです。
凶悪犯罪を耳にするのは非常に稀です。
ピッキング詐欺やスリにあった…。
偽札をつかまされた…。
私が香港に暮らすようになって、こういった犯罪を耳にすることは一度もありません。
ローカルは全体的にからっとした気質です。
精神的に変なことを考える人は少ないように感じます。
また香港居民は、すべての個人情報が紐づけられたIDで管理されており、それも犯罪防止に一役買っているように感じます。
怪しいところに自ら積極的に近づかなければ、犯罪に巻き込まれる可能性は少ないでしょう。
朝から夜まで安心して観光をお楽しみいただけます。
時差
香港は日本より一時間遅いです。
私は、香港から日本の人と連絡をとるときによく時間を間違えます。
欧米のように大きく時間が違えば用心できるところ、気にならないほどの時差が時に痛手となることも。
旅行中にお仕事等オンライン会議をされる方はご注意下さい。
季節と気候
快適な香港滞在とするのに、香港の季節や天候について知ることは非常に重要です。
香港のベストシーズンは、春節過ぎの2月から4月(春)です。
二番目におすすめのシーズンは、10月から12月(秋)です。
- 春節過ぎの2月から4月ベストシーズン!春!!
春節過ぎの2月は、自然に春の訪れを感じ始める時期。
日本より温暖で、香港特有の湿気を感じることが少ないです。
香港に暮らす私が香港旅行にいらっしゃる皆さんにおすすめしたいベストシーズンです。 - 4月下旬から10月上旬ワーストシーズン!夏!!
香港特有の高温多湿な気候を強く感じる時期。
梅雨時期と台風シーズンを抱える季節でもあり、滞在中の行動に影響が出ることも有。
慣れない環境に不快指数の高さも祟り、滞在中イライラすることも…?
付き合い始めのカップル旅行の場合は、要注意です(笑)。 - 10月中旬から12月上旬二番目におすすめのシーズン!秋!!
この時期の香港旅行もおすすめ。
気温は下がるものの、日本よりは温暖で分厚いジャケットやコートを羽織ることなく香港観光を楽しめます。
また、中秋節を過ぎたころからクリスマスイルミネーションが出始め、華やかなホリデーシーズンをお楽しみいただけます。 - 12月中旬から春節まで寒暖の差が激しい!冬
酷く冷え込む時期。
安宿滞在の場合は、ご覚悟を。
お部屋に暖房器具を備えていないことが多いです。春節期間も要注意!お店がやっていないことが多いです。
期待していたサービスを受けられずに終わることも…。
服装
香港の街を歩いていると、疲労を覚えることが多いです。
香港に暮らす私の体験を通して、香港旅行に快適な服装のヒントをご紹介します。
歩きやすい靴がいい
香港の街はガタガタ。
日本のようにきれいに舗装されておらず、段差も目立ちます。
ヒールなんて履いて歩いたら、すぐにかかとが減ってしまうことでしょう。
おしゃれな靴は特別なシーンだけにし、普段は歩きやすい靴をおすすめします。
速乾性のあるものがいい
香港は一年の大半が高温多湿な気候です。
外を歩くと汗でベタベタになってホテルに戻ることになります。
オシャレな服の素材だと吸水性が弱く不快な思いをすることも…。
香港旅行の荷物を極力減らしたい方は、速乾性のある服をおすすめします。
手洗い後室内干しをしても乾きやすいからです。
香港では洗濯物がなかなか乾かないことを知っておいて下さい。
お金のこと
香港で好まれる支払方法は?
香港では、現金を使うシーンが減ってきております。
ローカルの多くは、スマホアプリにクレジットカード・八達通・アリペイ等を紐づけており、スマホをかざして払うことが多いです。
つまり、香港ではキャッシュレス決済が好まれているのです。
ただ、だからといって現金を用意しなくてもいいという話ではなりません。
決済手数料を嫌い、現金での支払いを求めてくるサービサーもあります。
不測の事態に備えて、少し現金用意しておくとよいでしょう。
両替について
空港で
空港内には、両替サービサーと、銀行のキャッシュディスペンサーがあります。
私のおすすめは、銀行のキャッシュディスペンサーでキャッシングをすること。
両替のサービサーよりも換算レートが優遇されているからです。
1000香港ドルもあれば、当面は大丈夫なのではないかと思います。
市街地で
市街地には、街角のいたるところに両替商が存在します。
迷ったら重慶マンションへ足を運ばれるとよいでしょう。
昨今では取り締まりが強化されており、安心してご利用いただけます。
繰り返しますが、私はキャッシュディスペンサーでのキャッシングをおすすめします。
香港ドルに対して円安傾向にある昨今は、キャッシングした方がレートがいいと感じるはずです。
通信環境について
無料Wifi
香港はチェーン展開している飲食店等で無料Wifiを提供しています。
利用時間に制限はありますが、ちょっとした調べもの位なら充分!
…しかし、セキュリティ的に信用しきれるものではないので、必要以上に個人情報に係る作業や決済をデバイス上でしなことをおすすめします。
レンタルWifi
そこで私がおすすめなのが、Wifiをレンタルすること。
香港国際空港に出店するカウンターでピックアップし返却できるサービサーをご紹介します。
これは私が普段利用しているサービサー爽Wifiです。
良心的な価格で、高速度な通信!
個人利用のWifiと商用利用のWifiの二種類を5G(通信量無制限)で提供しています。
個人利用の5G通信量無制限は、75香港ドル/日で提供。
(65香港ドルと記載されているのは、私がヘビーユーザーで割引が適用されているため)
個人利用の5G通信量無制限は、250香港ドル/日で提供。
(200香港ドルと記載されているのは、私がヘビーユーザーで割引が適用されているため)
爽Wifiのレンタル料金は、日本で手配してくるよりも安いと思います。
また、利用する回数を重ねるほどに割引されるようになり、結果安く済みます。
デバイスを受け取った後滞在期間が延びる場合、WhasAppで連絡すればレンタル期間を延長でき非常に楽です。
ユーザフレンドリーなサービサーでとてもおすすめです。
(爽Wifiさんからお金をいただいて宣伝しているわけではないので、念のために申し添えます。)
eSIM
あまり通信量を使わない場合は、eSIMの利用もアリです。
香港では、通信会社だけでなく、コンビニエンスストアに行きますと、SIMカードを販売しています。
空港内Arrivals Hallには、通信会社とSeven Elevenが出店しております。
通信会社の場合は、店頭に料金表がありますのでご覧の上検討されるとよいでしょう。
コンビニの場合は、レジのスタッフに声をかけるとSIMカードを出してくれます。
使い勝手のいい方をご利用下さい。
電圧とコンセントの形が違う
電圧が違う
香港と日本は電圧が違います。
日本の電圧は100ボルト、香港の電圧は220ボルト。
変圧器なしで日本の電気機器に香港の電気を流すと壊れちゃうよ!
観光客がよく利用するスポットには、充電ができるよう配慮されていることが多いです。
ソケットがUSBの場合は、幸い!そのまま差しても大丈夫でしょう。
しかしコンセントにつなぐ場合は要注意です。
変圧器を通して使わないと、故障の原因になります。
嘘のような本当の話。
私の友人は、変圧器だと思い安かったソケットを購入しました。
それには変圧機能はなく、挿し口のスタイルを変えるためだけのものでした。
彼女が日本から持参したドライヤーは壊れ、非常に悲しんでおりました。
ちゃんと変圧機能を備えているかしっかり確認してから購入するようにしましょう。
コンセントの形が違う
香港と日本はコンセントの形が違います。
日本のコンセントは二口、香港のコンセントは三口。
コンセントに差して日本の電気機器を使うときは、三口タイプのものを用意してね。
変圧器をお求めの際は、日本の二口から香港の三口にスタイルチェンジできる商品化どうか確認するようにしましょう。
交通機関
香港内の移動では、公共交通機関を利用することが多いです。
どういった乗り物があるのか、乗車賃の支払方法等をご紹介します。
エアポートエクスプレス
空港からの市街地への移動に使われることが多いです。
タクシーもUberも利用可能ですが、タイムロスすることが多いです。
お急ぎの場合は、断然エアポートエクスプレスがおすすめ!
お支払方法は、現金・八通達カード・旅行サイトを介したネット購入が主流です。
一番のおすすめは、KlookやKKDaysといった旅行サイトで、エアポートエクスプレスのチケットを予約すること。底値だからです。
チケットを購入するとアプリ内にQRコードが発行されますので、改札にそれをかざして上・下車します。
MTR
MTRは東京でいう地下鉄や山手線のようなもの。
待ち合わせ時間が決まっているときは、断線MTRでの移動をおすすめします。
時間を読みやすいからです。
メジャーな支払方法は、八通達(オクトパスカード)。
カードを購入しチャージしておけば、Touch&Goで改札をくぐれます。
KlookやKKDaysで観光客用の八通達カードを売っていることがあります。
窓口で購入するより安いです。
エアポートエクスプレスを利用される方は、それと一緒にチェックされるとよいでしょう。
チャージは、MTR各駅の窓口・改札機付近に設置のチャージマシーン・コンビニエンスストアでできます。
MTR窓口やコンビニでチャージをするときは「Top up 唔該(とっぷあっぷ(ん)ごーい)」と伝えてね!
お買物やレストランでの支払いにも使えるので、最初は500香港ドル位入れておいてもいいかも☝
バス
MTRの次によく利用するのがバスです。
大別すると、バスは3種類あります。
香港のバスは、ダブルデッカー・緑色のミニバス・赤色のミニバスがあるよ。
ダブルデッカー
香港のバスに乗りなれていない場合は、ダブルデッカーまでの利用で止めておくのがよいでしょう。
次にご紹介する緑色と赤色のミニバスの利用には、後述のとおりコツがいります。
ダブルデッカーは、MTRや大型施設のある主要なエリアに停車します。
下車場所を間違えても目的地へ向けて軌道修正しやすい利点があります。
また二階最前列からは窓一杯に香港の景色を眺められ、特別なエクスペリエンスとなりましょう。
支払い方法は、八通達が主流です。
現金・クレジットカード・中華系決済アプリ等でも支払えます。
緑色のミニバス
緑色のミニバスは、香港旅行上級者向けの乗り物です。
運転手は広東語か普通話しか話さず英語が通じません。
行先を告げ、ここで降ろして等、広東語で意思表示をする必要があります。
バスからの車窓には、香港ローカルの暮らしの風景が広がります。
「私香港にいるなぁ」と実感でき、よい思い出となりましょう。
支払いは八達通で。
運転手は忙しいので、ICカードをかざしたら、さっと席に着きましょう。
降りるときは、「(地名)+有落唔該(ヤゥロッ(ン)ゴーイ)」と伝えよう。
最近では下車表明ボタンがついているので、それを押しても停まってくれるよ!
赤色のミニバス
赤色のミニバスは、香港旅行特上級者向けの乗り物です。
緑色のミニバスよりも難易度が高いです。
私は利用する度に、緊張が走ります。
目的地の近くで「降ろして」って言えるかな?
乗車賃ちゃんと払えるかな?
赤色のミニバスは停留所が決まっていません。
しかも下車表明ボタンが付いていません。
利用客の私たちから「この辺りで降ろして」と伝える必要があるのです。
香港のおおよその地理を知っていないと、そんなことできないですよね?
私は乗車中、必ずGoogle Mapを開いて現在地を確認しています。
そして目的地に近づいたら「有降唔該(ヤウロッ(ン)ゴーイ/降ろして)」と言っています。
これがなかなかドキドキするのです。
緊張度が増す理由は、支払方法にもあります。
現金しか受け取ってくれないのです。
私は広東語がペラペラ話せませんが、赤バスに乗るために、金額や数字だけは一生懸命暗記しました。
赤色のミニバスに乗るなら、10ドル・20ドルといった細かいお金を用意しておくといいよ。
運転手さんは血気盛んそうな人が多いです。
面倒な時間をとらせないことが気持ちよく利用するコツ。
コンビニエンスストアの満足度が低い
香港では日本のコンビニのようにサービスが充実していません。
しかも、夜間は閉店していることが多いです。
「何かあったらコンビニに駆け込もう」という概念は捨てておいた方がいいです。
夜の営業
香港は、就労環境の管理監督が厳しいです。
日本では24時間営業をしているサービサーも普通にあるところ、香港ではそれは少ないです。
香港への到着が夜遅い場合、市街地ではもうお店が閉まってる…なんてこともあります。
空港内で食べるものを調達して、ホテルに向かうことをお勧めします。
香港国際空港到着ロビーにあるセブンイレブンは品ぞろえが充実しております。
市街地に出る前にスナックやドリンクを買っておくとよいかもしれません。
暦・イベント
香港には各種イベントがあります。
催し物によっては観光の一環としてお楽しみいただけるでしょうが、そうはいかない場合も…。
春節期間は要注意。
ホテル代は跳ね上がり、お店がやっていないことが多いです。
もし営業しているところがあっても、特別チャージがかかることもあります。
春節は旧暦によるので、毎年日にちが違います。
「西暦(あなたが旅行をする年)+春節+いつ」と検索すると出てきますので、チェックしてみてくださいね。
- 1月1日元旦
元旦はお休み、2日から営業が始めるところが多い。
- 1月下旬から2月あたり春節
旧暦により毎年期間が変わるので要注意。どこもかしこもやっていないことが多い。営業店を利用すると特別チャージが加算されることも有。
- 3月末から4月初頭イースターホリデー
観光客への影響なし
- 5月下旬から6月初頭端午節
観光客への影響なし、ドラゴンボートの大会が各地で開催される。粽が出回り、フレッシュなものを味わえる。
- 7月1日香港独立記念日
観光客への影響なし、トラブルに巻き込まれないよう繫華街へ足を運ぶことは避けるようアナウンスされることも有。
- 9月初頭から中旬中秋節
観光客への影響なし、月餅が流通しており人気の味を楽しめる。中秋節当日は、ランタンをもって夜の街を歩くローカルの姿と出会える。
- 11月下旬から12月下旬ホリデーシーズン
観光客への影響なし、イルミネーションの装飾が始まり街中が華やぎをみせる。
緊急連絡先
香港滞在中に緊急事態に見舞われた場合のために、次の連絡先を掲載しておきます。
香港警察
Map
Address
Arsenal House Cum Wan Chai District Headquarters & Wan Chai Police Station, 1號 Arsenal St, Wan Chai
Phone
999
在香港日本領事館
Map
Address
46-47/F, One Exchange Square, 8 Connaught Pl, Central
Phone
2522 1184
受付時間
平日のみ(土日&香港の公休日は閉館)
9:15am-12:00pm
1:30pm-4:45pm
事務的な作業|香港旅行の準備
香港についての前情報を頭に入れたら、次は具体的な準備にとりかかりましょう。
パスポートの有効期限をチェック
香港旅行の事前準備で必須となるのは、パスポートの残存期間です。
香港は、一か月の残存期間があれば出入境できます。
足りない場合は、お近くのパスポートセンターで更新手続きをしましょう。
書類に不備がない場合は、受付から一週間程度で完了するでしょう。
海外旅行保険
香港旅行中は、傷病疾病、荷物の破損・盗難・ロストバゲージといった事故に遭遇することも…。
万が一のために、海外旅行保険を用意しておくとよいでしょう。
お持ちのクレジットカードに海外旅行保険が付帯していることもありますので、その保障の内容を確認してから新規申し込みをするかどうかご判断されますように!
天気予報のチェック
香港に旅行をするおおよその期間が決まったら、予約する前に天気予報のチェックを。
せっかくならいいお天気の中、観光を楽しみたいですよね!
香港天文台では、向こう9日間の天気予報を調べることができます。
キャッシュレス決済を何で済ませるか検討
香港はキャッシュレス社会です。
八通達、WeChat、AlipayHK(中国本土のAlipayとは異なる)、クレジットカード等…どれが使い勝手がいいか検討されるとよいでしょう。
私のおすすめは、第一にはクレジットカード。
旅行から帰った後、アプリ内にお金が残った…なんて心配が要りません。
私もお買物するときは、クレジットカードを使うことが多いです。
第二におすすめするのは、八通達。
公共交通機関の乗車賃だけでなく、お買物やレストランでも使えて便利!
クレジットカードと八通達は、スマホの決済アプリに入れておくとよいでしょう。
支払う都度、カードを出す必要がないからです。
あちこちに気が向くことの多い旅行中は、細かい荷物は極力避け、スマホで一元管理した方が楽です。
準備をしっかりして快適な香港旅行にしよう!
香港旅行は事前準備からもう始まっています。
しっかり備えて快適な香港旅行にしたいですよね!
皆さんが香港旅行を満喫されることを願って結びとします。
それでは、また!