香港絶品グルメ撈麺を楽しもう！！

香港グルメ撈麺の基本情報

撈麺とは

香港絶品グルメ撈麺とは、日本のつけ麺や混ぜ麺に似た料理☝

香港のローカルフードの一つで、冷水で締めた麺に具材やソースをトッピングしていただくものです。
冷水で締めた麺の食感がとても心地よく、上にのせるトッピングの組み合わせにより美味しさが無限大に広がります。

撈麺の歴史と特徴

撈麺は広東省発祥の家庭料理です。
香港は中国広東省を出自とする方が多いことから飲食店でも広く提供され、香港のソウルフードとしてローカルから愛されております。

撈麺の特徴は何と言っても麺のコシ！
基本は、オイスターソースに、醤油やごま油を混ぜたソースを和えていただくものです。
セットでスープが付いてくるので、このスープを麺にかけてほぐしながらいただくことで味変も楽しめます。

通年を通して温暖な香港では、食欲のないときでもつるっといただけるありがたい一品でもあります。

撈麺のバリエーション

撈麺は、上にトッピングするものを変えることでバリエーションを楽しむものです。

海老撈麺

海老をトッピングした撈麺。多くの場合は、海老ワンタンがのっているもののことを指します。

蝦子撈麺

一方、海老はのっていないけど、海老の名を冠した撈麺がもう一つあります。
それが「蝦子撈麺」。
海老の卵を乾燥させ粉状になったものを撈麺の上からふぁーっとかけたものです。

叉焼撈麺

チャーシューをトッピングした撈麺。

牛肉撈麺

照りが出るまで煮込んだ柔らかい牛肉をトッピングした撈麺。

他にも様々有

お店により様々なトッピングを提供しており、ここではご紹介しきれないほどの撈麺メニューがあります。

撈麺と他の麺料理の違い

香港には様々な種類の麺料理が存在しますが、撈麺と他の麺料理の違いとは何でしょうか。

汁なし

撈麺は汁がありません。
麺が伸びることもなく、麺やトッピングの具材がスープにもっていかれることもありません。
麺や具材が本来もつ食感や風味を最後まで楽しむことができます。

冷水で締める

撈麺は日本のつけ麺や混ぜ麺のように、茹で揚げた後一度冷水で締めています。
麺のコシをどうぞお楽しみ下さい。

自分好みの味を発掘できる

撈麺は香港式和え麺です。
食べ進めるごとに、セットでついてくるスープや卓上の調味料を使ってあなた好みの味を発掘でき、とっても楽しいですよ。

香港でおすすめの撈麺店をご紹介

東記粉麵家（観塘）

このブログでご紹介したお買物の帰り道に立ち寄りました☝

店の概要

店内の様子

お店はそんなに広くはありません。
小さな円卓がお店の端々にいくつも並べており、人数によっては相席になることもあります。
お客さんの途切れない人気店なので、ここに足を運ぶ価値はあります。

このお店では、魚皮餃撈麺（46香港ドル）を注文しました。

CurrencyRate

ドリンクはセットにはならず、別途12香港ドル請求されました。

CurrencyRate

実食

撈麺を注文したらば、先にサーブされたドリンクで涼をとることに。
この日はとても暑くて、凍檸茶を注文しました。
レモンの酸味が爽やかで、クールダウンに効果覿面でした。

これが私のオーダーした撈麺です。
東記粉麵家は魚皮餃も有名☝
よって、魚皮餃撈麺にしました。
麺の上には、茹でたレタスとオイスターソースがトッピングしてあります。

撈麺をまずはよく混ぜていただきます。
食べ進めるうちに麺が固まってきたり味に飽きてきたりするので、このスープをかけながら味変をして楽しみます。

麺の量が多めなのは、香港ならでは！
日本と違い食べきってしまうと「足りなかったのかな？」となるので、残しても大丈夫です。
オイスターソースを麺に絡める作業が大変でした。
麺にコシがあって、評判通り美味しかったです。

東記粉麵家で撈麺に並んで人気なのがこの魚皮餃！
プルプルモッチモチの食感が病みつきになります。
コラーゲンいっぱいで、身体にもいいです。

お店を利用した感想

東記粉麵家は香港の工業用倉庫が並ぶ観塘にあるお店です。
香港の古い街並みに出会えるエリアなので、ぜひ一度ご利用いただくといいのではないかと思います。
ローカルからの評判はとてもよく、お客さんの足もひっきりなしでした。

肝心の撈麺の味について。
私のスコアは100点満点中60点位。

オイスターソースが多すぎて、しょっぱく感じました。
香港は高温多湿で汗をかくので、労働の合間に食べる人には好まれる味付けかなと感じました。
全部混ぜずに少し避けることをおすすめします。

驚いたのは魚皮餃！
プルプルモッチモチで、この世にこんなに美味しいものがあったのか！と驚きました。
東記粉麵家をご利用の際は、ぜひ一緒にお試しください。

麥奀雲吞麵世家（尖沙咀）

お店の概要

店内の様子

麥奀雲吞麵世家の店内は、S字型の小さな空間。
所狭しと小さな円卓が並べられ、お客さんと店員さんでひしめき合っています。

店頭入口には、調理スペースがあります。
シェフが麺を作る様子を楽しめます。

これは麥文記麺家（尖沙咀）のメニュー表です。
7種類の撈麺を提供しております。

私はこの中で特效牛筋撈麺（69香港ドル）を注文しました。

CurrencyRate

ドリンクはセットにならず注文する場合は別途請求されることになります。
頼めば無料のお茶を出してくれますので、それで済ませてもいいかもしれません。

実食

注文しますと、ものの数分でメニューがサーブされます。
あまりに早くて、とっても驚きました。
このお店は有名店なので、回転が命！
忙しい観光合間にさっと食事を済ませたい人には大助かりでしょう。

これが麥奀雲吞麵世家の特效牛筋撈麺です。
特效牛筋とは牛筋の煮込みのこと。
ゼラチン質がムチムチして柔らかく、噛むごとにその美味しさの虜になります。

麥奀雲吞麵世家の撈麺にもセットのスープがついてきます。
これを麺に少しずつかけて麺をほぐしたり味変をして楽しみます。
麥奀雲吞麵世家は海老雲吞麵も有名ですが、それと同じ海老出汁スープです。

ここの撈麺はオイスターソース控え目。
牛筋が纏うソースを麺に絡めていただきます。

撈麺にのっかった牛筋は、大きくてプルプルモッチモチ！
コラーゲンたっぷりで女性には嬉しい一品だったりします。

卓上に調味料が並んでおりますので、これを小皿にとり…

牛筋をつけながら食べても美味しいです。
私は赤酢に醤油を少し混ぜたものをつけました。
さっぱりしてとても美味しかったです。

麥奀雲吞麵世家の特效牛筋撈麺は麺が長いです！
前歯で上手に噛み切りながらいただきましょう。

お店を利用した感想

麥奀雲吞麵世家は香港各地にチェーン店があります。
私が今回利用したお店は、尖沙咀駅直結のショッピングモールISquareを突っ切り徒歩約5分のところ。
観光客の皆さんに利用していただきやすいロケーションです。

お店の店員さんは観光客の接客に慣れており、なにかお願いしたいときジェスチャーでも理解してもらえます。

撈麺の味ですが、私のスコアは100点満点中90点位。

牛筋が纏ったソースはとても上手に調味されております。
先に紹介したお店のように、しょっぱさが気になることはありません。

皆さんに自信をもっておすすめできる美味しい撈麺のお店です。

東記粉麵家と麥奀雲吞麵世家 軍配はどちら？

香港グルメ撈麺を食べるならどちらのお店がいいのでしょうか。

比較をするのは躊躇われる話ではありますが、観光でいらっしゃる皆さんには麥奀雲吞麵世家の撈麺をお勧めします。
ソースがまろやかで奥深く、後引く美味しさに圧倒されました。
所謂万人受けする味だからです。

ただこれは、香港の高温多湿のなか働く合間に食事をとる人にとっては物足りない味なのかもしれないとも感じました。

先に、東記粉麵家の撈麺はしょっぱいのが気になると書きましたが、働くローカルにとってはこれが丁度いい味であり食べなれた味なのだろうとも感じます。
香港ローカル生粋の撈麺を試してみたい方には、東記粉麵家の撈麺をお勧めします。

私の好みは、麥奀雲吞麵世家の撈麺でした。

香港グルメ撈麺を食べてあなたも真の香港通に！

いかがでしたか。
今回は「香港絶品グルメ撈麺を楽しもう！！」と題してブログをお届けしました。

香港には数多くの麺料理があります。
つい海老雲吞麵や河粉（フォー）に目がいってしまいますが、ぜひ一度撈麺も試してみて下さい。

それでは、また！