香港グルメ「魚皮餃」をご存知でしょうか。
「この世にまだこんなに美味しい餃子があったとは!」と驚いた魚の餃子をご紹介します☝
香港グルメ「魚皮餃」とは?
香港グルメ「魚皮餃」ってどんな食べ物?
魚皮餃(Yu Pei Gaau)とは、香港や広東省エリアで愛される魚の餃子。
多くの場合は、茹でたり、スープに浸していただきます。
香港グルメ「魚皮餃」の歴史と起源
魚皮餃がいつ頃誕生したのかは定かではありません。
漁業文化とともに発展してきた広東省エリアでは、古くから魚のすり身を使った料理を食べてきた記録が残っております。
魚皮餃はその一つで、広東省エリアを発祥とする食べ物です。
魚が豊富にとれる地域故に誕生し愛されてきたレシピです。
香港グルメ「魚皮餃」の特徴と魅力
魚皮餃は、魚のすり身を皮にして魚のすり身の餡を包むという独特の製法の餃子です。
食感
外側はプリプリとした食感、中身はしっとりとした食感で、一度食べるとその食感に病みつきになります。
ヘルシー
身体によい魚を原料としており、とってもヘルシーです。
魚の風味が豊か
魚皮餃は魚の風味が豊かな味わいです。
魚の出汁がスープに出てより一層美味しさを堪能できます。
日本では食べられない
魚皮餃は、日本ではなかなかお目にかかれない料理です。
香港にいらしたらぜひお楽しみいただきたい香港グルメの一つです。
香港グルメ「魚皮餃」の作り方
材料と準備
調理手順
魚から身をこそげとる
皮目を下に、身を上に向けて、細かく叩きながら身を崩し切ります。
その際気を付けることは、皮まで切らないこと。
身をスプーンなどでこそげとりやすくするために皮は残し、身だけ包丁でチョップします
こそげとった身は、包皮用と餡用の2つに分けます。
包皮を用意する
包皮用のすり身に、塩と白コショウを混ぜ臭みをとります。
そこに浮き粉を少しずつ混ぜながら捏ねます。
耳たぶほどの硬さにまとめ、しばらく冷蔵庫で寝かせて完成です。
餡を用意する
魚皮餃の純粋な餡は、魚のすり身だけで作ります。
人によってはここに豚肉のミンチを混ぜ、ボリュームを出す人もいます。
ここには魚の餡だけのレシピを記します。
魚のすり身に、塩、白コショウ、卵白、刻んだ香草(生姜・ネギ・パクチー等)を混ぜ練り上げます。
皮で餡を包む
魚のすり身で作った包皮は、壊れやすいです。
木の棒等で円盤状に薄く伸ばした皮で餡を包みます。
日本の餃子のようにギャザーをよせたりすると破れますので、円盤状にぺたんと二つ折りするのがよいでしょう。
繋ぎ目にはお水を塗り、しっかりと接着させます。
スープで火を通し完成
ベースになるスープを別に作っておきます。
あたたまったスープに魚皮餃子を入れ、火が通ったら完成です。
スープに魚の出汁が出てとても美味しくいただけます。
お湯で茹でて、水餃子のようにいただくのもおすすめです。
小皿に黒酢等の調味料を用意し、お召し上がりください。
「魚皮餃」を美味しく作るためのコツ
臭みが出ないように配慮
美味しく作るためのコツの一つは、魚の臭みが出ないように配慮することです。
使用する魚には新鮮なものを選ぶことが重要になってきます。
また、白コショウや香草を魚のすり身を作る段階で使用すると、風味豊かに魚皮餃をいただけます。
過熱時間に注意
魚皮餃は火を通しすぎると、伸びてしまいます。
過熱するときのお湯、もしくはスープをしっかり高温に仕上げておき、短時間の過熱で仕上げることを心がけましょう。
過熱時間に注意することで、魚皮餃の「ぷるっ」「もちっ」な食感が保たれ、美味しくいただけます。
香港人有名シェフ阿爺の映像は魚皮餃の作り方が分かりやすく良かったです。
香港で魚皮餃を楽しむ
香港でおいしい魚皮餃を提供するレストラン二選
香港でおいしい魚皮餃提供するお店二選をご紹介します。
東記粉麵家
MAP
Address
40 Hong Ning Rd
Phone
852 2790 0289
Operation Hour
基本毎日 11am-11:45pm 営業
(公休日は除く)
私のレビュー
ここの魚皮餃は、包皮のつるつるもちもち感が素晴らしいです。
英語の「Chewy」という言葉が的を得ている食感です。
嚙むごとに魚の出汁がお口いっぱいに広がります。
臭みがなく、香菜の香り爽やかに最後の一つまで美味しくいただけます。
東記粉麵家は撈麺も有名です☝
盛記盆菜&盛記面家
MAP
Address
Lek Yuen St, Lek Yuen Estate
Phone
852 2692 6611
Operation Hour
基本毎日 6am-4pm/7pm-11pm 営業
(公休日は除く)
私のレビュー
ここの魚皮餃は、香港ローカルから支持される有名な味です。
先に紹介の「東記粉麵家」と比べると、そこまでの弾力はないものの、つるつるもちもちな食感を堪能できます。
魚の臭みも気にならず、スープに魚の出汁が出てとても美味しいです。
盛記盆菜&盛記面家の魚皮餃には、豚肉のミンチも混ざっております。
魚の淡白さだけでは物足りない方には、肉の旨味も感じられておすすめです。
地元の人々の食べ方
スープと一緒に
香港では魚皮餃をスープと一緒にいただくことが多いです。
魚の出汁を思う存分お楽しみいただける食べ方です。
麺と一緒に
魚皮餃はとても美味しくて、食卓のメインを張るに充分なお料理です。
香港では、河粉(フォー)や米粉(マイファン)にトッピングしていただきます。
蒸して
蒸した魚皮餃も美味しいです。
小皿にお好みの調味料を用意し、つけてお召し上がり下さい。
色々な調味料で味変し、お好みの味を探すのも楽しいですよ。
揚げて
揚げることで外側はカリッと仕上がり、餡のもちもち感との食感のコントラストをお楽しみいただけます。
ビール等のおつまみにも最適です。
火鍋に
香港では魚皮餃を火鍋の具としてもいただきます。
日本でも冬にお鍋を食べる食文化がありますよね?
スープに出汁が出て、美味しくいただけます。
魚皮餃で香港の食文化に親しんで
いかがでしたか。
今回は「香港グルメ!魚皮餃の魅力徹底解説!!」と題してブログをお届けしました。
香港には美味しいグルメがいっぱいあります。
魚皮餃は、日本にいらっしゃる皆さんには珍しい食べ物かなと思いご紹介しました。
色々なお店で食べてみて、私もその美味しさに私も魅了された一人です。
香港にいらしたら、ぜひ魚皮餃を食べて香港の食文化に親しんでくださいね。
それでは、また!