身体を温める薬膳スープ「清湯牛腩」の作り方

身体を温める薬膳スープ「清湯牛腩」の作り方 香港ライフハック:暮らしと旅の知恵袋

身体を温めると免疫力が高まり疲労回復の助けにもなります。
本稿ではそんなおいしくて身体に嬉しい薬膳スープをご紹介します!

香港の調味料「大孖醬料」で本格派な味わいに!

ミシェリー
この記事を書いた人

ガやな香港のはじっこの方で、ハビーと暮らす日本人、駐在家庭として香港に滞在中。
さまざまな社会事情を経て、永住権取得。

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どんなスープ?|身体を温める薬膳スープ「清湯牛腩」

出典私ミシェリー@HKGlossy.comによるイラスト. 「清湯牛腩ってどんなスープなの?」ミシェリーが課題提起するイメージ画像

清湯牛腩は、「牛筋のクリアスープ」のこと。
透き通ったスープ(清湯)に柔らかく煮込んだ牛筋(牛腩)の入ったお料理です。

香港の家庭ではよく作られ、食卓に頻繁に登場します。
ローカルのカフェレストラン「茶餐廳(チャーチャンテン)」でも、セットメニューで提供されることがあります。

香港の人々にとって身近な存在であり、疲れたときに恋しくなる母の味でもあります。

おいしく作るポイント|身体を温める薬膳スープ「清湯牛腩」

出典私ミシェリー@HKGlossy.comによるイラスト. 「清湯牛腩を美味しく作るポイントは?」とミシェリーが課題提起するイメージ画像

清湯牛腩は、牛筋の旨味と漢方の出汁を活かした自然な味わいのスープです。

味はとても優しく、あっさりとしていて、塩や香菜(お好みで醤油も使えます)だけでシンプルに仕上げます。
素材のもつ本来の味を楽しめる一杯です。

では、実際にどんな味付けや仕上がりが美味しいと評されるのでしょうか。

自然な旨味とコク

出汁は濃厚でまろやかに仕上げるのがポイント。
長時間煮込むことで、牛筋からしっかりと旨味が出て、自然なコクが感じられる味になります。

とろけるように柔らかい牛筋

じっくり煮込むことで、牛筋がホロホロととろけるように柔らかくなります。
長時間煮込むことが美味しさの秘訣です。

控えめな味付け

味付けは塩や醤油でシンプルに。
素材の風味を邪魔しない程度に調整し、さっぱりとした仕上がりを目指しましょう。

香味野菜やハーブが効いている

葱、生姜、漢方やスパイスを加え、風味豊かに仕上げましょう。

私の経験からのポイント

今回使用する食材は灰汁や臭みの強いものが多かったため、丁寧な下処理が重要だと感じました。この手間を惜しむと、美しく透き通ったスープには仕上がりません。

大変かもしれませんが、そのひと手間が、美味しさにつながるのです。

どんな効能?|身体を温める薬膳スープ「清湯牛腩」

出典私ミシェリー@HKGlossy.comによるイラスト. 「清湯牛腩ってどんな効果を期待できるの?」とミシェリーが課題提起するイメージ画像

清湯牛腩には多彩なスパイスと漢方が配合されており、滋養強壮や身体を温める効果が期待できます。

また、疲労回復のサポートにもなります。

さらに、牛筋には女性に嬉しいコラーゲンが豊富に含まれており、美容やアンチエイジング効果も期待できる一品です。

材料と食材の効能|身体を温める薬膳スープ「清湯牛腩」

出典私ミシェリー@HKGlossy.comによるイラスト. 「多彩なスパイスとハーブ身体に嬉しい効能をご紹介」とミシェリーがアピールするイメージ画像

清湯牛腩の材料とそれぞれに期待される効能をご紹介しましょう。
(一般的な効果・作用として言われているものであり、個人差があります。)

材料

出典私ミシェリー@HKGlossy.comによる撮影.清湯牛腩を作るのに実際に使ったスパイスと漢方の画像
材料
  • 牛筋 1Kg
  • 大根 小ぶり一本
  • 生姜 計約2かけ
    – 一かけ(牛筋一回目の茹で洗い用)
    – スライス3枚(牛筋二回目の茹で洗い用)
    – スライス3枚(清湯牛腩の出汁用)
  • レモングラス 一本(清湯牛腩の出汁用、あればでOK)
  • 小葱(食べるときに散らす程度)
  • 油 大さじ1
  • 塩 計約大さじ3
    – 大さじ2(牛筋を洗うとき用)
    – 適宜(味付用、各自の健康状態やお好みで調整)
  • 酒 1/2カップ(牛筋を洗うとき用)
  • 氷砂糖 計約大さじ3
    – 大さじ1(牛筋一回目の茹で洗い用)
    – 大さじ1(牛筋二回目の茹で洗い用)
    – 大さじ1(清湯牛腩の出汁用)
  • 水1L(清湯牛腩の出汁用)
  • 漢方&スパイス(清湯牛腩の出汁用)
    – 草果(そうか) 大1粒
    – 甘草(かんぞう)の根 斜めスライス1.5枚
    – 月桂樹の葉(ローリエ) 2枚
    – 八角(スターアニス) 1.5個
    – 高良姜(こうりょうきょう) 2かけ
    – 桂皮(シナモン) 1かけ
    – 白胡椒 片手半つかみ弱

期待される効能

食材に期待される効能
  • 牛筋
    コラーゲン豊富で、身体を潤し、女性に嬉しいアンチエイジング効果が期待できます。
  • 大根
    消化促進、整腸作用、血行促進に優れ、咳や喉の痛みを和らげる効果も期待されます。
  • 生姜
    血行を促進し、身体を温める作用があります。抗菌効果も期待でき、風邪のときに摂取するとよいでしょう。
  • 草果(そうか)
    身体を温め、発汗を促し、消化吸収を助ける効果が期待されます。
  • 甘草(かんぞう)の根
    消化性潰瘍や便秘、咳の改善に役立つと期待されます。
  • 月桂樹の葉(ローリエ)
    消化促進や防腐効果があります。
  • 八角(スターアニス)
    胃腸の調子を整え、痛みを和らげる作用。自律神経を整え、膨満感の緩和にも役立ちます。
  • 高良姜(こうりょうきょう)
    身体を温めて、寒さを和らげ、消化を助けます。
  • 桂皮(シナモン)
    身体を温め、血行促進。解熱作用もあり、風邪のときに役立ちます。
  • 白胡椒
    冷え性、肩こり、筋肉痛の緩和に良いとされます。

作り方|身体を温める薬膳スープ「清湯牛腩」

出典私ミシェリー@HKGlossy.comによるイラスト. 私ミシェリーが「清湯牛腩を作ってみよう」とミシェリーがアピールするイメージ画像

牛筋の下処理

血抜き

出典私ミシェリー@HKGlossy.comによる撮影. 牛筋の血抜きをしている様子

水をはったボールに牛筋を浸し、しばらく放置します。
血が抜けたのを目視で確認したら、水を入れ替えます(2〜3回繰り返す)。

お塩で洗浄

出典私ミシェリー@HKGlossy.comによる撮影. 牛筋を塩でこすり洗いする様子

水を切った牛筋にお塩を投入し、表面を丁寧に洗浄します。
汚れが剝がれてきたら、お水ですすぎ、ざるにあげます。

お酒でもみ洗い

出典私ミシェリー@HKGlossy.comによる撮影. 牛筋を酒でもみ洗いする様子

お水でゆすぎ、次にお酒を加え、もみ洗いします。
再度お水ですすぎ、ざるにあげます。

茹で洗い(一回目)

出典私ミシェリー@HKGlossy.comによる撮影.牛筋茹で洗い(一回目)の様子

大きめのお鍋に牛筋を投入し、たっぷりのお水と生姜1かけ、氷砂糖を入れて、火にかけて茹で洗いします。
灰汁が出たら流水ですっきり洗い流します。

茹で洗い(二回目乃至複数回目)

出典私ミシェリー@HKGlossy.comによる撮影.牛筋茹で洗い(二回目)の様子

新しい水をはった鍋に牛筋を戻し、生姜3スライスと氷砂糖を加え、再びお水から茹で洗いします。
汚れの状態に応じて繰り返しますが、多くても3回程度で十分です。

仕上げ

出典私ミシェリー@HKGlossy.comによる撮影.茹で洗いした牛筋を流水で灰汁を洗い流しざるにあげた様子

流水で灰汁を洗い流し、ざるにあげたら、牛筋の下処理は完了です。

大根の下処理

汚れや痛みの除去

出典私ミシェリー@HKGlossy.comによる撮影.大根の痛んだ部分をチェックしている

大根の汚れや痛んでいる部分を丁寧にカットします。
これは、美しく透き通ったスープに仕上げるための重要なポイントです。

一口大にカット

出典私ミシェリー@HKGlossy.comによる撮影.大根を一口大にカットする様子

お好みのサイズにカットします。
香港では大ぶりな乱切りにすることが多いですが、ご家庭では一口大が食べやすく、下茹での臭み取りにも効果的です。

下茹でをして臭みを除去

出典私ミシェリー@HKGlossy.comによる撮影.大根を下茹でする様子

一口大にカットした大根を鍋に入れ、お水をはります。
そこにお米を数粒加え、加熱します。
お米は臭みを消すために使うもので、安価なもので十分です。

仕上げ

出典私ミシェリー@HKGlossy.comによる撮影.下茹でして水をきった大根

湯でた大根を流水で洗い、ざるにあげて水気を切ります。
これで大根の下処理は完了です。

スパイス&漢方の下準備

汚れを除去

ざるにスパイスと漢方を入れ、流水で軽く表面を洗い、汚れを取り除きます。

水に浸けておく

出典私ミシェリー@HKGlossy.comによる撮影.スパイスと漢方をお水に浸けておく

お水をはったボウルに入れ、約一時間程浸けておきます。
これは、出汁を煮出す際にエキスを出しやすくするための大事な工程です。

仕上げ

出典私ミシェリー@HKGlossy.comによる撮影.水から上げたスパイスと漢方

浸け終わったらざるにあげて水気を切ります。
これでスパイス&漢方の下準備は完了です。

調理

スパイス&漢方を炒める

出典私ミシェリー@HKGlossy.comによる撮影.スパイスと漢方を軽く炒める様子

大きなお鍋に油を入れ、中火で熱し、スパイスと漢方を軽く炒めます。

牛筋を炒める

出典私ミシェリー@HKGlossy.comによる撮影.牛筋を軽く炒める様子

下処理済みの牛筋を加え、全体に馴染むように軽く炒めます。

煮込む

出典私ミシェリー@HKGlossy.comによる撮影.お水を加えて3時間煮込む様子

そこに1Lの水、氷砂糖、生姜、あればレモングラスを加え、強火にかけます。
沸騰したら中火にし、約3時間煮込みます。

調味

牛筋が柔らかくなったのを確認したら、大根を加え、更に20分弱火で煮込みます。

火を止めてから塩で味を調え、必要に応じて醤油も加えます。

調味するタイミングはとても重要です。
食べる直前に調味し、水分や塩分濃度の変化を防ぎます。

仕上げ

お椀に盛り付け、刻んだ小葱をトッピングしたら完成です。

実食と感想|身体を温める薬膳スープ「清湯牛腩」

出典私ミシェリー@HKGlossy.comによるイラスト. 私ミシェリーが「清湯牛腩を実食した感想を述べます」アピールするイメージ画像

それではいただきましょう。

出典私ミシェリー@HKGlossy.comによる撮影.清湯牛腩をいただきます

お出汁は素材の味がしっかり感じられ、疲れた身体に染み渡る優しい味わいです。

出典私ミシェリー@HKGlossy.comによる撮影.清湯牛腩の牛筋がほろほろととろける

牛筋はほろほろと口の中でとろけ、しっとりとした舌ざわり。
臭みや油分を極力除いているため、スープに浮かぶ油も胃袋に負担を感じず、安心して味わえます。

大根は出汁を吸って甘みが増し、臭みもなくとても美味しく仕上がっています。

出典私ミシェリー@HKGlossy.comによる撮影.清湯牛腩の牛筋と大根は魚醤につけて食べると美味

牛筋や大根をいただくときは、小皿に用意した魚醤をつけると、また違った深みのある味わいが楽しめておすすめです。

食べ終わると身体がぽかぽかと温まり、心が落ち着くのを感じました。
夏バテや疲労感が抜けないときにぴったりのレシピだと実感しました。

美味しくて身体に嬉しい薬膳スープを取り入れて

今回は「身体を温める薬膳スープ「清湯牛腩」の作り方」をご紹介しました。

本稿は、YouTube香港ぐらっしーに投稿の「おいしくて身体に嬉しい家庭料理in香港」で伝えきれなかったレシピ&作り方等の詳細をまとめたものです。

清湯牛腩は身体の芯から温めてくれる、心も身体も喜ぶ薬膳スープです。
ぜひご家庭で試してみてくださいね!

それでは、また!

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