香港のお土産をお探しの方必見!
香港在住日本人の私がおすすめする香港製造の調味料屋さん「大孖醬料」をご紹介します。
大孖醬料とは?
大孖醬料は、(ダーイマァジョンリュウ daai ma jeung liu)と発音します。
1953年創業の香港製造の調味料屋さんです。
代表は現在4代目となり、ローカルから長年愛されてきた味をしっかり継承しています。
購入場所とアクセス
大孖醬料の商品を買うには、店舗に直接足を運ぶかオンラインショップを利用することになります。
観光旅行でいらっしゃる間に購入をご検討される方は、店舗での購入をおすすめいたします。
取り扱い商品が多く、支払いや受け取りに手間取ることがないからです。
店舗一覧
MAP
Address
33 Shung Yan St, Kwun Tong
Phone
852 6764 3517
営業時間
10am-6:30pm
(水曜日と公休日はお休み)
オンラインショップ
店内の様子
それでは店内の様子をご紹介しましょう。
縦に細長い店内にギューッと商品が陳列されております。
店内にはオンラインショップではみかけない珍しい商品が多く陳列されておりました。
熟成された調味料と乾物類の香りに、昔懐かしい雰囲気を感じられます。
おすすめの調味料
それではここで、大孖醬料のおすすめの調味料をご紹介しましょう。
お土産選びの参考にお使い下さい。
辣腐乳
大孖醬料の調味料で私ミシェリーのイチ押しの調味料は辣腐乳☝
これは、豆腐を半乾きさせ、塩水中で発酵させ辣油で味付けしたものです。
辣油をまとわせていないオリジナル味もあり、そちらはウニに似た濃厚な味がします。
私のお気に入り!辣腐乳は明太子に似た味です。
香港で明太子を購入することを考えると高い割にクオリティはそれほどでもないところ、この辣腐乳はその代用品として私の心をとらえました。
豆腐の発酵食品なので、食べすぎなければ身体にもよいです。
瓶外に中の液体が染み出しているところはご愛敬(笑)。
厳選すれば、漏れていない商品もありますので気になる方はチェックしてからお求め下さい。
醤油
大孖醬料と言えば、実は醤油が有名!
一言に醤油と言っても種類があり、ローカルたちは用途に合わせて使い分けています。
常連さんは一通り揃えている…なんて方も少なくありません。
盆曬生抽
(ボトルデザインはコチラからチェックを)
盆曬生抽は、日光に晒して発酵させた醤油です。
風味が美しく、サラダのドレッシング・マリネに向いています。
野菜を炒めた後にサッとかけるのもおすすめ。
味に味に深みがでて、上質な一品に仕上がります(あまり過熱しない方がよい)。
伝統的な製法で作っているため、お値段は少し高めな高級醤油です。
雙黃生抽
日本で広く使われる醤油(真空ボトルのもの)に一番近いものがコレ☝
とはいえ、それよりも色が濃く、鮮やかな風味を感じられます。
しっかり過熱するような炒め物に使われることが多いですが、お刺身を食べるときの醤油にも適しています。
老抽
これは、スモーキーな香りととろみがあるのが特徴の醤油です。
カラメル色素が加えられており、このまま使うよりは、味の濃い油炒め等に適しています。
肉の臭みが気になる方は、この老抽で仕上げるとよいです。
個人的な感想ですが、カレーやビーフシチューの隠し味に少し入れても合うと思います。
頭抽
頭抽は醤油を樽付けしたときに一番最初に採れる上澄み部分です。
塩気が強く、味にシャープさを出したいときに使うとよいです。
煮込み料理の味付けに使われることが多く、これで豚の角煮を作ると本格的な仕上がりになることは間違いないでしょう!
豆板醤(豆瓣醬)
豆板醤(豆瓣醬)とは、そら豆と唐辛子を主原料とする発酵調味料です。
大孖醬料の豆板醤(豆瓣醬)は、そら豆を粗めに潰しており、豆の食感を感じられて美味しいです。
冷菜のアクセントとしてトッピングに使ってもいいですし、炒め物にもピッタリです。
乾燥冬姜(少甜)
女子に嬉しい商品をここでご紹介します。
滋養が高いと評される中国の冬生姜を乾燥させほんのり甘く仕上げたドライジンジャー(乾燥冬姜)です。
小腹がすいたとき、口がさみしいときにも最適。
特筆すべきは、この生姜が冬姜であること!
一口大にカットされたこの干生姜は、見た目以上のスパイシーさを秘めております。
ほんのりと甘さが感じられ、一粒口にするだけで大きな満足感を得られることでしょう。
ダイエット中の方、風邪等体調を崩されている方等にお勧め。
身体を温めてくれ、回復に一役買ってくれます。
調味料の使い方は?
今回ご紹介した調味料はどうやって使うのでしょうか。
前項にも簡単に記しましたが、本項では具体的に私が使った様子をご紹介します。
辣腐乳
繰り返しますが、大孖醬料の辣腐乳はわたしのお気に入り調味料☝
底をついてしまったので補充するために出向いたというのが、今回大孖醬料を記事にすることにしたきっかけです。
右が底をついたもの、左が新品。
賽の目大の豆腐が塩水と辣油に浸かっています。
塩分強いので、一度の利用に少量をお勧めします。
私のお気に入りは、朝オートミールと一緒に食べること!
オートミールの中で少しずつ砕きながらいただきます。
明太子のような濃厚な味わいが、食欲を増してくれます。
ドレッシングを自分で作ることが好きな方にもお勧め☝
辣腐乳を練るだけでドレッシングは完成。
少し緩めに伸ばしたいときは、オリーブオイルやごま油を加えて練るとよいでしょう。
バーニャカウダ、温野菜サラダのドレッシングにも相性抜群です。
雙黃生抽
この写真の一番右側のボトルが「雙黃生抽」です。
大孖醬料の雙黃生抽はプル式で開封できるので、漏れる心配はありません。
実はこの晩、我が家はお刺身を食べました。
そのときにハビーには何も告げずこの醤油を出したのですが、彼は私が教えるまで中国醤油「雙黃生抽」であることを全く気づきませんでした。
後日、ゴーヤーチャンプルーを作ったとき、仕上げに火を止めた後さっとひとかけしてみました。
醤油の香りがとてもよく、お料理苦手なはずの私でも本格派な味に仕上がりましたよ!
とっても嬉しかったです。
豆板醤(豆瓣醬)
今回新たな美味しい発見となったのが、この豆板醤(豆瓣醬)!
香港は通年温暖な気候のため、日本人家庭の我が家は冷ややっこを食べることが多いです。
だけど…毎回醤油にカツオというのも飽きてくるわけです。
豆板醤(豆瓣醬)をトッピングしたところ、これが大当たり!
味もさることながら、粗めに砕かれたそら豆の食感もよく、とても美味しく頂きました。
香港では皮蛋も日常的に消費されますが、それにもあいます。
炒め物にも当然あいますが、かけるだけで充分満足のいく一品に仕上がりますよ。
持ち帰るときの注意点
香港でお土産として買って帰る読者の方を想定して、持ち帰るときの注意点を記します。
大孖醬料の商品の多くは密閉されており、漏れる心配はありません。
しかし、私イチ押しの辣腐乳に関しては、棚に陳列されている段階から漏れているものが多く、瓶の周りのベタ付きが気になりました。
香港と日本の間を飛ぶ航空会社と、日本の税関に問い合わせたところ、今回ご紹介した大孖醬料の調味料は、ひっかかることなく持ち帰ることができることが分かりました。
しかしながら、ジップロップのような透明密封袋に入れ、手荷物として運搬し、出入国の際は必ずX線検査を受けるようアドバイスを受けました。
航空会社としては、容量制限も敷かれており、液体容量がトータルで1000㎖を超えないようにという指示がありました。
日本の税関からは、調味料の原料が輸入規制品にひっかかるかどうかが輸入できるかどうかの判断基準となることを教えていただき、これについてもクリアできておりました。
ただ、これらの法律やガイドラインについては改正されることもありますので、事前に関係各所へ直接お問い合わせいただくことをお勧めします。
私の場合は、Emailで問い合わせ、航空会社と税関ともに、問い合わせ日から翌々営業日迄にはお返事をいただき、スムーズなやり取りができました。
大孖醬料の調味料で香港の味を食卓に!
いかがでしたか。
今回は「香港でおすすめのお土産!とっても美味しい大孖醬料の調味料」と題してブログをお届けしました。
香港のお土産に大孖醬料の調味料を買って、食卓で手軽に美味しく香港の味をお楽しみください。
それでは、また!